商品情報
【解説・ストーリー】
【解説】
昭和初期、京都・島原で遊郭に売られてきた女たちに性技の基本を教え、娼妓には特殊な技を仕込む“玉割り人”と呼ばれる仕事師たちがいた。その中に、ひときわ美しく性戯にも長けた女がいた。沈着冷静に廓の女たちに値を付け、あるときは足抜きに失敗した男と娼妓に残酷な仕置きをする“ゆき”。自分の中の“女”を捨て、玉割り人として生きる彼女はある日、警官に追われるアナーキストの森と出会い、互いに強く惹かれ合う。だが、ゆきは一度捨てたはずの“女”が再び目覚めたことに戸惑いを感じるのだった――。
本作が映画初監督となる牧口雄二が、“玉割り人”として生きる女の愛と哀しみを華麗な色彩描写で叙情的に描きだす。脚本は「暴走パニック 大激突」や「ツィゴイネルワイゼン」を後に手掛ける田中陽造が担当し、アナーキストの男の破滅と、女の宿命を絡み合わせながらまとめている。にっかつロマンポルノでも活躍した潤ますみがエロティックなシーンの数々を濃密に演じながら、暗い情感を強く感じさせる熱演を見せている。
【公開日】1975年5月公開
【コピーライト】(C)東映
【キャスト】
潤ますみ、森崎由紀、八木孝子、白川みどり、奈辺 悟、川谷拓三、北村英三、大下哲矢
【スタッフ】
原作:三木孝祐、松森 正
脚本:田中陽造
撮影:塩見作治
音楽:渡辺岳夫
監督:牧口雄二
【スペック】
COLOR/64分/1.主音声:モノラル/片面1層/16:9 LB(シネスコ)