商品情報
【解説】
「白蛇伝」から5年の歳月を経て培った技術と経験を生かしつつ、新たな製作システムも導入。かつてない斬新なアニメーション映画として日本アニメ史に名を残す傑作となった東映動画長編第6作目「わんぱく王子の大蛇退治」!
日本神話を題材にギャグやユーモアを交えた物語を、フラットでシンプルなキャラクターと様式化された背景美術による造形美溢れる画面で綴った本作品は、製作費約7000万円、スタッフ180名、作画枚数25万枚、絵具1トンを使用。演出に新人の芹川有吾を起用し、ベテラン・森康二が初の作画監督(原画監督)となって原動画全体の出来を統一するなど、新旧スタッフにより生み出された。また、音楽は「ゴジラ」をはじめ数々の映画音楽を手掛ける伊福部昭が担当。全編を貫く重厚な楽曲が、物語のクライマックスとなる大蛇退治のアクションシーンをより一層盛り上げている。そしてこの大蛇退治のシーンは、大塚康生と月岡貞夫が半年にわたって取り組み、このシーンだけで300カット、動画枚数1万枚超が費やされた屈指の名場面として今なお語り継がれている。
「白蛇伝」から始まった日本アニメーションの歴史に早くも新機軸を打ち出した「わんぱく王子の大蛇退治」が、4Kマスター使用の映像で甦る。
【ストーリー】
はるか昔の神々の時代、オノゴロ島に住むわんぱく王子・スサノオ少年は、両親イザナギ・イザナミのもとで楽しく暮らしていた。ところが突然、母イザナミが亡くなり黄泉の国へ行ってしまう。母の死を受け入れられないスサノオは、兎のアカハナとともに、母の面影を求めて旅にでる。途中、兄・ツクヨミと姉・アマテラスの国を訪ねたスサノオは、冒険を続ける中で兄姉の愛情に触れ、出雲の国で出会ったクシナダ姫を苦しめるヤマタノオロチと戦うことを誓う!
【公開日】1963年3月公開
【コピーライト】(C) 東映
■キャスト:
住田知仁(現・風間杜夫)/岡田由紀子/久里千春
■スタッフ:
製作:大川博
企画:吉田信/高橋勇/飯島敬
脚本:池田一朗/飯島敬 動画監修:山本早苗 原画監督:森康二
美術:小山礼司 音楽:伊福部昭 演出:芹川有吾
COLOR/86分/リニアPCM(モノラル)/1層/16:9(シネスコ)【1080p Hi‐Def】