商品情報
【解説・ストーリー】
【解説】
源平合戦に題材をとり描かれる、源義朝と平清盛の間を往来した薄幸の白拍子・常盤御前の性。深尾道典監督が、監督デビュー作『女医の愛欲日記』(1973年、東映)に続き挑んだ愛欲絵巻。
平治元年、保元・平治の乱。出陣の身支度を整えた源氏の総大将・源義朝は、常盤御前を抱きしめていた。思えば去ること10年。平家の総大将・平清盛と常盤御前をめぐっての恋のさや当て、憎み合い。今では、互いに一門の意地をかけての最後の決戦であった。昇る勢いの平家は源氏を打ち破り、勝利の美酒に酔った清盛は、積年の思いをはらすべく常盤を追った。平家の追及に疲れ果てた常盤は、3人の子供たちと断崖から身を躍らせようとするが、源氏ゆかりの僧侶・西円の説諭で思いとどまり、清盛の前に姿を現すと、囚われていた母・関屋の助命と子供の延命を願った。清盛は、源氏の直系である子供を見逃すことに不安を感じたが、目の前にいる常盤をあきらめることはできなかった。そして常盤という桃源郷をさまよう清盛だったが……。
常盤御前に色香漂う八並映子、源義朝に唐十郎、平清盛に菅貫太郎が扮する豪華俳優陣にも注目。
【公開日】1977年10月公開
【コピーライト】(C)東映
【キャスト】
八並映子、唐十郎、山口順、本田エミ、露乃五郎、菅貫太郎 ほか
【スタッフ】
企画:今井正夫、上阪久和
脚本:深尾道典
撮影:原田裕平
音楽:中本敏生
監督:深尾道典
【スペック】
COLOR/62分/1.主音声:モノラル/片面1層/16:9 LB(シネスコ)