除夜の鐘が鳴る伏見の町、戦の前夜
【第19話「あかね雲」】
幕府と薩長軍との戦が目前にせまっていた。そんなとき、斎藤一はみなしごの少女おしづと知り合う。新撰組や会津は、戦の最前線となる伏見に移ることになった。隊士たちは移転と身辺整理に忙しい。斎藤はおしづに養い親をみつけてやった。それが斎藤なりの身辺整理だった。が、おしづは斎藤のあとを追いかけ、行き倒れてしまう。斎藤は嘆かない。どうせ、あの世ですぐに会えるから・・・と。
第19話ゲスト
おしづ・岩村百合子、親方・小田部通麿/監督:河野寿一/撮影:平山善樹
【第20話「その前夜」】
伏見奉行所に陣をしいた新撰組だったが、近藤が狙撃されて重傷を負い、病の重くなった沖田とともに大阪城に退いた。隊の指揮をまかされた土方のところに原田がきて、京都に残した女が産気づいたから会いに行きたい、と頼みにくる。土方は市中偵察の名目で原田を行かせてやる。ついに戦が始まった。子供が生まれるのを見届けた原田は、砲煙弾雨の中、伏見に駆けもどってくるのだった。
第20話ゲスト
おとよ・高橋漣、林権助・森野五郎/監督:河野寿一/撮影:平山善樹
【第21話「夕日の果て」】
鳥羽伏見の戦いは、近代的な武器を備えた薩長軍の圧勝だった。新撰組も井上源三郎が戦死し、山崎烝が重傷を負った。幕府軍は大阪城におちることになる。永倉新八は、大怪我で動けない若い隊士・宮田健吉を実家に送り届けるため、京に戻る。薩摩兵がうろつく中を、無事に宮田を母と姉の手に渡すが、宮田は手当てのかいもなく息をひきとり、母と姉も一足違いで敵の手にかかって死んでしまう。
第21話ゲスト
宮田健吉・林浩久、八重・高須賀夫至子/監督:河野寿一/撮影:平山善樹
【第22話「海鳴りが呼ぶ」】
大坂の幕府軍は江戸にひきあげることになった。土方は重傷の山崎蒸をおいていこうとするが、山崎の「誠の旗のもとで死にたい」という願いをききいれ、連れていくことにする。出発の直前、ずっと山崎の看病にあたっていた許嫁の久江が、自分を今、山崎の妻にしてほしいと言う。近藤を仲人に二人は祝言をあげた。新撰組を乗せた船は大坂を出た。山崎は船中で息たえ、水葬されるのだった。
第22話ゲスト
久江・小川知子、松本良順・保科三良/監督:河野寿一/撮影:平山善樹
(S40.7.~S41.1.NET「現・テレビ朝日」系放送)
土方歳三…栗塚旭、近藤勇…舟橋元、沖田総司…島田順司、斎藤一…左右田一平、山南敬助…早川研吉、藤堂平助…国一太郎
■キャスト:
栗塚旭、島田順司、舟橋元、左右田一平

■スタッフ:
原作:司馬遼太郎/企画:上月信二(NET:現・テレビ朝日)、田村嘉(東映)/脚本:結束信二/音楽:渡辺岳夫/擬斗:上野隆三

■映像特典:
◆名場面集

■スペック:
B/W/206分/1.主音声:モノラル/片面2層/4:3/4話収録