1969年12月、中村治雄(PANTA)と石塚俊明(TOSHI)によって結成された“頭脳警察”。
のちに日本語ロックの元祖と謳われことになる彼らは、反戦・反体制運動が激化するなか、その過激な歌詞と自由なメロディーによって、運動に参加する若者の圧倒的な支持を得た。
のちに“革命三部作”と呼ばれる「世界革命宣言」「銃をとれ」「赤軍兵士の詩」は、鬱屈した社会情勢に抑圧された若者の心情にまさに共鳴する“詩”として享受されたのだった。

しかし、やがて彼らはもっと純粋な音楽への探究を模索し始める。
本当にやりたい音楽を追究するためには、大衆に支持された現状が足かせとなっていた。
そして、1975年、彼らは大衆の圧倒的な支持を背にステージを降りてしまう。
頭脳警察から放たれたPANTAとTOSHIは、それぞれの道を歩みながら、以後、離合集散を繰り返し、その都度、“頭脳警察”もまた進化し続けてきた。

時は過ぎ、2019年、“頭脳警察”は新たな血を入れ、再始動!ギター・澤竜次(黒猫チェルシー)、ベース・宮田岳(黒猫チェルシー)、ドラム・樋口素之助、キーボード・おおくぼけい(アーバンギャルド)という若きミュージシャンとともに、“頭脳警察”50周年バンドを結成。
本作は、“頭脳警察”と同じ時代を歩んできた者、その背中を追ってきた者、あらゆる世代の表現者の証言とともに、変わらぬ熱量を保ち続ける彼らの現在と過去を追うことで、日本におけるカウンターカルチャーとサブカルチャーの歴史を浮き彫りにしていくドキュメント作品である。
そして、現在、コロナ禍に大揺れの日本のカルチャーシーンに対して、“頭脳警察”はどのような答えを導き出すのか。
閉塞する“今”の時代だからこそ、彼らは絶景としての“未来”を思い描いている。
PANTAとTOSHI、そして新たな強力メンバーを得た“頭脳警察”の闘いは、この時代を生き抜くための力を、私たちに与えてくれるに違いない。
■キャスト: 頭脳警察 PANTA・TOSHI・澤竜次・宮田岳・樋口素之助・おおくぼけい
■スタッフ: 監督・編集:末永賢 企画プロデュース:片嶋一貴  プロデューサー:宮城広 写真:寺坂ジョニー 企画・製作プロダクション:ドッグシュガー  製作:ドッグシュガー・太秦 ■ボーナスディスク: ◆1.暴走GS対談 番外編 ◆2.クリミア潜入 番外編 ◆3.製作発表・舞台挨拶 番外編 ◆4.特報 四日市編 ◆5.特報 浜松編 ◆6.特報 乱破者編 ◆7.特報 佐賀編 ◆8.予告 銃をとれ版 ◆9.予告 絶景かな版 ◆10.DVD告知映像